こんにちは。りすです。
イギリスで第二子を妊娠しました。
NHS出産をすることに決め、随時妊婦健診を受けました。
ということで今回は、イギリスNHS出産に向けた妊婦健診レポ。
もちろん妊娠経過は人それぞれなので、こんな人もいるんだなぁ、、ぐらいのご参考まで。
この記事はこんな方向けです。
- イギリスで妊娠した
- 日本で出産するかイギリスで出産するか迷っている
- イギリスで出産することに決めたけどプライベート産院かNHSか迷っている
イギリスで妊娠!NHS妊婦健診レポ
NHS妊婦健診の概要
NHSでの検診・出産は無料です。
無料だからなのか国の方針なのかはわかりませんが、日本と比較すると妊婦健診の回数はかなり少ない。
エコー健診は12週と20週の2回。
私の通う病院では「アジア人だから(欧米人より若干リスク高めとのデータ有?)」ということで30週以降に3回の健診が追加されるとのことでしたが、追加の健診があるかは病院によるようです。
その他、病院ではなく家の近所のチルドレンセンター等で行われるミッドワイフ面談やグルコース糖検査、出生前診断(希望者のみ)等があります。
日本ではエコー健診が頻繁にあるので赤ちゃんを確認できる機会が多いのですが、イギリスではエコー健診が少なく、特に序盤は元気か不安な日々も続くので少し寂しい印象です。(個人的感想)
日系の産院は残念ながらイギリスには無いのですが、日系クリニックでエコー健診(有料)を予約して受診することは可能です。
ひと月に一回はエコーで確認したいということで、合間に日系クリニックを受診するスタイルが多いようです。
イギリスで母子手帳はもらえるのか
日本での第一子妊娠の時は心拍確認後に市役所に行き、手続きを行い母子手帳をもらいました。
イギリスはそのような手続きはありません。
初回のミッドワイフ面談の際にマタニティノートという大きなファイルが手渡され、検診の度に持参します。
面談やエコー健診の結果のプリントがファイルに追加される様式です。
こちらのマタニティノートは産後に回収されるので、健診の記録を残したい場合は写真等に撮っておくと良いかも。
日系クリニックの妊婦健診の概要
日系クリニックでの妊婦健診はエコー健診と問診が主なので、日本の妊婦健診と近いと思います。
心配事を日本語で聞くこともできるので、英語に自信がない方は是非。
ただ、お値段はかなり高いです。
どこの日系クリニックかにもよりますが、おそらく1回あたり300〜400ポンド(約5〜6万円)はするので、加入している保険を確認してお値段と相談しても良いかもしれません。
ではでは、前置きが長くなりましたが、NHS妊婦健診について簡単に記録を綴ります。
【実録】妊婦健診レポ
初受診(5week)
検査薬陽性→一週間後に日系病院にて受診→胎嚢確認
妊娠したことをGPに連絡するよう先生から指示をもらう。
どこで産むか、近場のNHS産院を調べ、産院に直接メールで連絡。
数日後にメール返信があり、メールに記載のあったリンクから登録フォームを入力。(地味に入力項目が多くてちょっと面倒)
登録フォームの有無は産院によって異なると思いますが、産院の指示に従ってください。
後日、電話がかかってきて、ミッドワイフ面談と初回エコーの予約を取ってもらう。(簡単な日程調整のはずなのに電話越しの英語に若干ドキドキする)
7week
心拍確認@日系病院
9week
ミッドワイフ面談
初回のみ通訳付き(フォームに通訳必要かどうか選択肢があり、必要と答えたため)
次回以降のミッドワイフ面談は通訳さんは来てくれないので、都度電話通訳を希望することに(通訳に繋がるかは運)
12week
貴重なエコー検診
エコーで問題ないか確認(四肢等)
血液検査に移動してダウン症等のスクリーニング検査のための血液検査を行う
→1週間後に結果が封筒で届く
葉酸サプリなどなど私が妊娠初期に買ったものはこちらの記事をご覧ください^^
16week
ミッドワイフ面談
尿検査/血圧測定/肺活量(?)
まだ小さいのでミッドワイフ面談での簡易心拍チェックだと心拍はわからないとのこと。
アジア人は30週以降にエコーがあると説明される(これは病院や先生によるらしい)
電話通訳をお願いしたが何度電話かけても日本人通訳がつかまらず、私の英語の理解が乏しいためイライラされながら面談を終える
【番外編】
20週以降30週までに打つように言われた百日咳ワクチンの予約のためGPに電話
※自分で予約しないといけないので注意
20week
20週のエコー(2回しかない貴重なエコーの2回目)
胎児の大きさが小さめということで、ドクターによる追加エコーが決定
数時間後にテキストメッセージで「予約とれました」の通知が来て翌週に追加エコーが決定。
21week
追加エコーの日。
いつもとは違うフロアにて胎児の成長具合を測定。
測定の結果、やはりイギリス基準では小さめとのことで、追加のエコーが約4〜6週ごとに行われるとのこと。(手厚くて感謝)
あまり小さかったらイギリスでは早めに促進剤でお産を促すとのことだった。(37~40週)
小さければ小さいほど、お腹の中に長くいても順調には育たないかも理論らしく、早めにお産するらしい。(あまり聞き取れてないので間違っていたらごめんなさい)
ここは、できるだけお腹の中で育てようという日本とは違う部分。
ただし強制ではないので、自分の意見や希望を述べるのもOK!
22week
百日咳ワクチン予約日。
GPでワクチン接種
ミッドワイフ面談やエコー検診と同じくマタニティブック(ファイル)を持参すること。
26week以降のエコー検診
胎児が小さめとのことで、出産まで約2〜4週毎にエコー検診してもらえることに。
日本だともっと頻繁かもしれないけど、イギリスは基本的にエコー検診が少ないので、この手厚い対応には本当に感謝。
27week
GTT(Glucose Tolerance Test):グルコース糖テスト
9時集合で、同様の患者さんが大勢いるので受付順に番号が渡されて座って待ち、番号が呼ばれた後に採血。
採血後に甘い飲料を飲む(私の場合はglucose pro 250ml)
2時間後に再度採血し、結果は自宅に郵送。
以降、出産まで
胎児小さめとのことで、定期的にエコー検診してもらえて、無事出産できました。
まとめ
以上、イギリス妊婦検診の一例でした。
大変なことも心配なことも多いですが、個人的には、イギリスで出産できて良かったです。
帰国後に私の人生を振り返った時、イギリスで出産したことが良き思い出になるような気がします。
妊娠経過は人それぞれなので、たった一人の経験で役に立たないと思いますが、どなたかの参考になれば嬉しいです。
他の妊娠出産に関する記事もよければご覧ください^^