イギリス生活

【イギリス妊娠出産】私がイギリスで出産すると決めた理由

こんにちは。

りすです。

イギリス駐在帯同中に第二子の妊娠が発覚しました。

「仕事を再開してから産休育休は取りづらいな…」「年齢的にもあまり先送りは厳しいし…」「もし2人目を考えるなら駐在帯同中に授かればいいな…」とぼんやり考えていたところで第二子を授かったのでタイミングとしては本当にありがたい限り。

しかし!

ここはイギリス。

助けてくれる親戚もいない中、英語が堪能ではない私は、イギリスで出産すると決めるまでには不安がいっぱいでした。

この記事は、こんな方におすすめです。

  • イギリスでの出産に興味がある
  • イギリスで出産したいと考えている
  • イギリスで妊娠したが出産場所をイギリスにするか日本にするか迷っている

イギリスで妊娠した場合の出産場所の選択肢と、私がNHS出産に決めた理由を紹介します。

イギリスで妊娠!出産場所の選択肢

イギリスで妊娠したからといってイギリスで出産しないといけないことはありません。

日本に帰っても良いし、イギリスで産んでも良い。

イギリスで産むなら、プライベート産院で産むかNHSの病院で産むか選べます。

簡単に出産場所の選択肢をご紹介。

日本に帰国し、日本で里帰り出産する場合

まず最初に、日本に帰国して里帰り出産をするという選択肢。

実家や義実家でお世話になりつつ日本で出産する場合です。

妊娠した後すぐに帰国する必要はありませんが、日本で妊娠した場合と同じく、早めに出産する日本の産院を予約する必要があります。

予約料が必要だったり電話で予約できない場合も多いので、日本にいる親戚に頼む必要があるかもしれません。

日本に帰るタイミングは人によってもちろん様々ですが、先生に聞くと28週前後に帰国する方が多いようです。

日本で出産となるともちろん日本語対応だし、もし親戚のサポートが万全なら安心ですね。

イギリスで出産する場合

イギリスで出産する場合、以下の2種類が選べます。

イギリスのプライベート産院で出産

イギリスのプライベート産院で出産する場合、高額の費用がかかります。

入っている保険によって「全額払ってもらえる場合」、「一部払ってもらえる場合」、「全く払ってもらえない場合」と様々なので、ご主人や保険会社に確認してみてください。

もちろん、何もメリットがないのに高額を払わされるというわけではありません。

妊婦健診で通訳がついたり(出産時は通訳がつく場合とつかない場合があるようです)、産後の個室が確約されていたり、産後の食事が豪華なアフタヌーンティーが出たり、メリットは色々あるようです。

※産院によってサービスは大きく異なるので、検討中の産院のHPを調べたり確認してみてください。

有名人が出産したプライベート産院も日本人に人気らしい…

また、NHS出産では妊婦健診の担当医が決まっておらず行く度に違う先生になる場合が多いですが、プライベート産院では基本的に同じ先生が診察することが多いそうです。

持病等、出産に不安がある場合にプライベート産院を選ぶ方もおられるようです。

ただ、プライベート産院での出産を希望していても出産時に緊急帝王切開等となる場合は最終的にプライベート産院では出産できずNHS病院に搬送される場合もあるとのことですのでそこもチェックを。

プライベート産院を選んだとしても退院までの日数は日本と比べると少し短いそうです。

イギリスのNHSで出産

NHSはイギリスの国立医療サービスで、イギリス国家予算の約25%が投入されています。

NHSで出産すると無料です。

無料であることは大きなメリット。

しかし、産後経過が良ければ当日退院となったり、大部屋で泣き声や電話の声で全く寝れなかったり、妊婦検診が2回だけだったり、産後の食事がトーストと紅茶(or コーヒー)だけだったり、日本では考えられない出産となるようです。

日本が恵まれすぎてるだけ説もありますが、日本で第一子を産んだ私としてはなかなか手強い環境に感じました。

イギリス出産を選んだ理由

さて、それでは誰も興味ないかもしれないですが私がイギリス出産を選んだ理由を記します。

言うまでもなくこれは一例で、選択として正解でも不正解でもありません。

里帰り出産を選んでいる方ももちろん沢山いらっしゃるので、たまたまイギリス出産を選んだ駐在妻のひとり言だと思って読んでいただければ嬉しいです。

新生児期の子育てを夫と共有したかったから

日本への里帰り出産をする場合、28週ごろから帰国する方が多いと日系病院の先生に伺いました。

28週に帰国すると仮定して出産予定日ぴったりに産まれた場合、産前に約3ヶ月、産後すぐにイギリスに戻るのは難しそうなので仮に生後3ヶ月の赤ちゃんを連れて戻ってくるとすれば合計6ヶ月を日本で過ごすことになります。

(調べると生後8日から飛行機には乗れるらしいですがビビりの私にはできない…笑)

旦那さんが有給や育休を取って一時的に帰国してくれる場合は良いかもしれないですが、我が家は長期休暇は取れないということで、約半年は離れ離れになることがわかっていました。

日本とイギリスの超長距離なので新生児期の育児ができません。

また、日本とイギリスは時差が8〜9時間あり、LINE電話等で連絡を取るのもなかなか難しい。

もちろん日本で出産するメリットは言葉の面でも産院の産後ケアや食事等たくさんありますが、家族なので、夫に頼りながら大変な時期を乗り越えたいと思いました。

子が成長していく楽しみを共有したいというのももちろんですが、育児の大変さを新生児期から間近で共有したいというのも本音です。

二人目の出産だったから

私の場合、二人目の出産だということも大きいと思います。

一人目の時に破水からの陣痛〜普通分娩を経験しているため、陣痛がどれぐらいの痛みなのか想像がつきます。(もちろん同じお産なんてないので不安は不安ですが…)

うろ覚えですが新生児期のお世話もなんとなく記憶にあるような気がします。

イギリス出産となると言葉の不安がつきものですし妊婦健診回数も少なくて不安は尽きないですが、二人目だしなんとかなるかもしれない精神でイギリス出産を決めました。

里帰りすると二度とイギリスに戻りたくなくなりそうだから

恥ずかしながら、私は渡英後1年経過した今でもなかなかイギリスに慣れられていません。

まず、大好きなコンビニがない。

外食のコスパは悪いし和食は高すぎる。

紙類も驚くほど高いし、エアコンも無い。

家電はどんどん壊れるし、店に入ればすぐスマホのネットが繋がらなくなる。

愚痴を言い出したらキリがありません。(ネガティブ代表)

日本がどれだけ恵まれた国なのか、30年以上日本に住んでいた私はよくわかっています。

私の場合、最高の住み心地である日本に一度帰るとたぶんイギリスに戻りたくなくなると思います。

夫の本帰国まで会えないとなると、離れ離れになる時間が年単位と長くなる。

産まれてから年単位で育児を一緒に出来ないとなると悲しいなと思いました。

実家に頼りきるのが難しかったから

駐妻ママさんでイギリス出産をされる方の中には、実母や義母に1〜2ヶ月前後イギリスに来てもらい家事育児を手伝ってもらうという方もおられます。

我が家の場合は、海外生活経験の全くない家族や親戚にイギリスに来てもらうことは難しいと考えました。

実家親戚の方が育児に慣れていたり、在宅勤務や有休・育休が全くとれない旦那さんの場合は、何かと助けてもらえるということで里帰り出産のために帰国される方も多いです。

プライベート産院でなくNHS出産を選んだ理由

金銭面の問題

これは各家庭によるので確認が必要ですが、我が家が夫の会社を通して入っている保険ではプライベート産院で出産する場合、全額補償されることはありませんでした。

産院によって金額は色々ですが、私が検討していた産院だと、全額負担の場合ざっと300万円ぐらいかかるとのことでした。

一部を保険で補償してもらえるとはいえかなりの大金。

イギリスの物価高に驚愕している私は、産後がカリカリトーストでもいいから無料のNHSにしようと思いました。

家からの距離

また、プライベート産院ではなくNHSを選んだ理由として家からの距離問題があります。

我が家からは、一番近いプライベート産院より、断然NHSの産院の方が近かったのです。

「いざ陣痛!」となった時に、産院はできるだけ近い方がいいなと思いました。

まとめ

この記事では、イギリスで妊娠が発覚した平凡駐在妻がイギリスのNHSで出産することを決めた理由をつらつらと紹介しました。

「へぇ、こんな考えの人もいるんだなぁ」

と、どなたかの参考になれば嬉しいです。

これからNHSの妊婦健診やその他もイギリスで出産まで色々経験することになるので、またイギリス妊娠出産に関する記事も書いていきたいと思います。

無事に元気な子を出産できますように…!!

ずぼらな私のおすすめ育児グッズも紹介しているのでよければ見てください^^

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りす
夫のイギリス駐在に子連れで帯同しているりすです。